マーケット(セグメント)を定める

一気に、キャズムの残りの章を読み終えた。
R&Dで得られたものを、適切なマーケティング(セグメンテーション)により、リードユーザ(Early Adopters)へホールプロダクト(一揃いのソリューション)として提供し、隣のセグメントを押さえていく。
こうして、メインストリームに打って出ることが常套手段だとする。

新しいものはもちろんこうでないと行けないと思わされるし、持続的なものであってもやはり、マーケットを確かに見据えなければホールマーケットを相手にしようと分の無い賭けをすることになってしまう。

思えば、私が関わっていたプロダクトでは、マーケットを大中小および特大(メジャーアカウント)くらいにしか定義せず、国内と海外でマーケティング担当が違っており、海外では、グローバルメジャー(フォーチュン500)しか見てないようなまさにホールマーケットに1品種を出そうとする愚行を犯していた。
この本を読み、なるほど、じり貧になるのは仕方ないと、数年来のもやもやを払拭してくれた。

もし、新しいプロダクトの初期に携わることがあるなら、セグメントを定めることを大事にしてみたいと思う。