プロダクトは組織の鏡

炎上しそうにないプロジェクトのユニット間I/Fレビューのフォローに出席。

イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)

イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)

イノベーションのジレンマで紹介されていた(たしかね。キャズムではなかったと思う)、DECのワークステーションの話を思い出した。
元DECのエンジニアが、あるときDECのワークステーションを見たとき、
これは、DECの組織そのものだ
と言ったという。

今日の会議では、事業部の異なるユニット間のI/Fの整合の話を中心にした。
もともと、業界標準、世界標準を標榜するセクションと、セキュリティ案件に注力するセクションがそれぞれ出してきたI/Fのレベルが違いすぎるので何とかしてくれという話だったが。。。

前者のセクションの違う部隊が既に、後者のI/Fにagreeしていたため、もう戻れないと・・・
Dをとにかく優先したいから、もう、戻りたくない。
答えは自明。

整合することをやめるか、まだ出てもいない商品を既に旧バージョンとして扱うか・・・

結局、D(納期)の力学と、微妙なプライドで後者の選択をすることに。。。

ここにも、製品と組織の相関を垣間見ることができた。