ベクトルをあわせる

本日のNHKスペシャルを見て。
中国企業に買収された中堅企業の地方工場が閉鎖、従業員がリストラされる。
リストラされた従業員たちが、EBO(Employee By Out)によって工場を取り戻す。
しかし、経営者と現場のベクトルがあわず、いつまでも製品を出荷出来る状態に無かった。

あるとき、世界的な展示会で世界のレベルを目の当たりにした現場のリーダーが決意を新たに経営者と同じベクトルで取り組みだしてから、事態が好転、軌道に載るという話。

ドラマのような内容だが、実際に起こった話である。

ここで注目すべきは、現場のリーダーの目だろう。
EBO後の生産では、これまでの受け身(本社から言われたことをやる)で仕事をこなすと言った感じだったのが、展示会後に自ら動き始めたら明らかに目が変わっていた。キラキラしている。

トップと現場がベクトルを合わせることの大事さと、現場が自ら気付いて動き出すことの大事さを同時に感じさせられた。